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見え隠れがつくる心地良い関係の家 ​

阿佐ヶ谷に建つ夫婦2人+子供3人のSOHO兼住宅。 5人家族が住まう家はそれぞれが成長し、変化していく過程の中で、 お互いが孤立しすぎない、同化しすぎない適切な距離感で過ごせる心地良い関係を感じる空間を考えた。

家の軸となる1Fから3Fまで縦に通った吹抜けは、トップライトによるライトウェルにより家全体に光を呼び込む。吹抜けに面して設置されたディスプレイライトウォールは、居室側では家族のお気に入りのものを並べるディスプレイであり、吹き抜け空間の光を柔らかに室内へと取り込む障子の機能を果たしている。同時に吹抜けと居室において見えすぎない、隠れすぎない緩やかなつながりをメタルメッシュが作っている。 
夕刻になるとディスプレイライトウォールは家全体を照らすランタンの役割となり、家族全体が同じ光を共有している安心感を与える。光、風、音を適度なバランスで共有し、お互いを心地良く感じられる空間のゆとり(余白)となっている。 

Date : 2021.4

Location : Tokyo
Photo : Goto Akito
意匠設計:D-noum
​設計施工:神崎建設
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